日帰り体験「手前味噌作り」報告

みなさん味噌が何からできているか知っていますか?

答え → ①大豆 ②塩 ③糀(こうじ)

こうじとは蒸した米や麦などにコウジカビなどの菌を繁殖させたもので、菌の力でゆっくり時間をかけて大豆を発酵させ、味噌特有のうまみや栄養成分を生み出します。

ちなみに、スーパーなどで市販されている味噌の大半(いわゆる工業味噌)は、ミキサーで細かくすりつぶした大豆に酒精(アルコール)を加え、短期間で熟成させた物。足りないうまみはアミノ酸を加えて補っています。

今回みんなで作った味噌は、大豆もこうじも地元産のものを使った本格的な手前味噌です。講師には地元で味噌作り歴20年を越える町田さんを迎え、臼と杵を使った昔ながらの方法で味噌を作りました。

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 まずは講師の町田さんから味噌についてのレクチャー。

 

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2日間水に浸し、一晩煮込んだ大豆を臼に入れます。

 

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煮汁を加えて水分を調整しながら、きねで大豆をすりつぶします。

 

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つきあがりはこんな感じ。大豆の形が少し残っているのが手作りならでは。

 

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塩とこうじを混ぜ合わせ、味噌になる素を作ります。

 

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塩水で殺菌したタッパーに隙間なく詰め、ラップをかけてふたをすれば出来上がり!

 

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お楽しみのお昼ご飯。釜で炊いたご飯をにぎって味噌をつけ、味噌おにぎりにします。

 

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おかずも味噌づくし。味噌おでんに味噌ポテト、けんちん汁、そして町田さんお手製の漬物です。

 

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みんなの顔を見れば、いかに美味しかったかわかりますよね?

 

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食後はおみやげ用のゆず味噌を作りました。

 

 味噌を仕込んで味噌づくしの昼ごはんを食べ、ゆず味噌を作るというまさに味噌三昧の一日でした。

みんなが愛情を込めて作った味噌は、各家庭でこれからゆっくりと熟成し、一年後には驚くほど美味しい味噌になっているはずです。

昨年に続いて参加してくださった皆さんも、今回はじめて参加してくださった皆さんも、味噌という日本の自然と伝統に育まれた素晴らしい食材を、改めて見直していただけたのではないでしょうか。

味噌どころ愛知に生まれ育った僕としては、味噌ファンが増えるのは嬉しいかぎり。来年もまた実施しますので、たくさんの方のご参加をお待ちしています!

鈴木宏紀(うーたん)

2021年11月

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