午前中は森を探検しながら、いろいろな虫を探しました。
今回はいろいろな昆虫採集の方法を参加者の皆さんに伝えました。
ピットホール(落とし穴)はこぶし大の穴を掘り、口が地面と同じ高さになるようにプラコップをうめ
中に餌を入れておきます。今回は豚肉を一切れずつ入れました。
前日にスタッフが仕掛けておきました。
当日、見てまわると、ほぼ全部のわなに甲虫が落ちていました。
もうひとつ、たたき網という方法を紹介して、皆さんにやってもらいました。
傘をひらいて逆さに持ち、低い木の枝をたたいて、枝や葉についている虫をたたき落として傘で受け止めるというものです。
クモやカメムシなどが採集できます。
今回はやや大きいバッタの仲間を採集した家族がいました。
それ以外にも樹液のかわりに木にとりつけるバナナトラップ、虫が光に集まる習性を利用したライトトラップなどを紹介しました。
子どもたちは歩きながら、目ざとく虫を見つけ虫かごに入れていきました。
いつの間にか、セミを捕まえた子、タマムシを見つけた子もいました。
昼食の後は自分たちが捕まえた虫の名前調べです。
親子で一緒になって図鑑と見比べ、名前を同定していきました。どうしてもわからないときは講師に助けを求めることもできます。
観察記録用に渡したノートに、標本の代わりに絵を描き、下に採集日、採集者、採集地などを記入したラベルを貼りつけます。
自分で捕まえた虫の名前を調べて記録するという同定の初歩の段階を皆さんに体験してもらいました。
皆さんで捕まえた虫は全部で25種類くらいにもなりました。
調べた虫は最後は自然に戻しました。
参加者の皆さん、お疲れさまでした。 byのっぽさん